追い出しネコ

風が吹けば桶屋が儲って、不況風が吹けば占い師と開運グッズや招福関連の縁起物が売れるって諺は有りませんが、報道によりますと福岡で売っている”追い出しネコ”ってまぁ招き猫の親戚筋じゃないかと思うのですが、二匹のネコが背中合わせになって片方が悪運を追い出す役目を担っていてコワイ顔をしていて、残るもう片方のネコは一般的な招き猫と一緒で幸福を招き入れる役目を担っているようです。

で2009年現在の日本はもうとんでもない不景気のまっただ中で、個人の努力で何とかなる範囲をとうの昔に超えてしまっているようですから、そうなると神頼みと言いますか開運グッズだよりみたいな所で、今回の追い出しネコもタイミングよく人気が出てきたようですね。

でね、この手の開運グッズを見る度に思うのですが、広告の表現には誇大広告とか虚偽記載とか法律も絡んでくる場合も少なく無いのですが、元々が実態のない気持ちの持ち方で感じ方が違ってくる事とは言え、災いを追い出すとか福を招くとか、どっかの新興宗教が信者の勧誘に使っている常套句と何ら変りがないのでありまして、この辺りは不幸を取り払うって口から出任せを言って高価な壺を販売するのと、災いを追い出して幸福を招き入れるって言ってネコの置物を販売するのと何処が違うのか、疑問に思ってしまったりしてしまう訳です。

まぁ個人的な思いとしてはその辺りの、人畜無害の縁起物と新興宗教とかインチキな占い師が販売する妙な石とか、怪しげなはんこ屋が販売する開運すると称して原価の何百倍かで売りつける象牙の判子と、見分けと判断が付くような指針が欲しいところでありまして、そう致しませんといつまで経っても開運グッズとか魔除けとか悪運を追い払うと言った類の話で、大金をだまし取られちゃったりするような人が無くならないと思うのですよね。

販売する開運グッズや縁起物が100円なら良くて1万円でもセーフで10万円ならグレーゾーンで100万円ならアウトって感じとか、神社仏閣や商工会議所や観光地の土産物販売店で売っている開運グッズはセーフでそれ以外の訪問販売などはアウトとか明確な線引きは無理だとは思いますが、絶対に何らかの線引きは必要だと思うのですよね。

そうしませんと不況になればなるほど、貧乏な人、お金に困っている人を狙って開運関係の商品を販売して儲けようって考えるよからぬ輩が増えて来てしまうので有りまして、何らかの指針なり規制は必要ではないでしょうかね?

本コラムのAI朗読