わらしべ長者

今回のコラムでは日本に昔から有ります招福のお伽噺、わらしべ長者について書いてみようと思いますが、わらしべ長者の粗筋を知らない人に簡単に内容を書いておこうと思います。

昔々有るところにって例によって始まる訳ですが、とても貧乏な男がおりまして、住むところがなかったのか、無人のお堂の中で寝ていましたら夢枕に観音様のお告げを聞きまして、その内容は最初に触った物を大切にすれば、幸福になれるって内容でした。(男は今で言えば住所不定無職ってところでしょうね?)

でまあ、最初に転んだ拍子に掴んだ”わらしべ”(単に稲わらと呼ばれる米を取った後に残る草の部分)に途中で捕まえたアブを結びつけまして、ここから物々交換の旅が始まります。
稲わら→蜜柑(わらに結んだアブを面白がって子供が欲しがった結果、お母さんが蜜柑と交換を申し出た)→反物(のどの渇きを訴えた男と交換)→馬(侍と交換)とまあ、わらしべが馬にまでなりまして、最後には馬と交換で留守番を頼まれたお屋敷を我が物にしていまいます。

さてこの物語は住所不定無職の男が夢枕のお告げに従って、物々交換を繰り返して最後には長者になる話なのですが、何を伝えたかったのか私にはよく分からないところが御座いまして、まじめに働かなくても上手に物々交換をすれば金持ちになれるって事なのか、例えわらしべ一本でも大切にしていれば、いつか欲しがる人が現れて儲かるって事で今ならさしずめ、捨ててしまうのならオークションに出せば欲しがる人がきっと出てくるから、出品してみなさいって処なのでしょうか?

個人的にはわらしべ長者が子供に対して教訓的な内容とは思えないので有りまして、まず定職を持たずにお堂で寝泊まりしているって出だしの部分から、現代に置き換えて考えてしまいますと、ホームレスの人が勝手にお堂の中に入って寝ているって、今なら通報されてしまうような主人公なので有りまして、後はラッキーの連続で幸福を掴んでしまう訳ですよね?

特に最後の場面では男に馬と引き替えにお屋敷の留守番を頼んだ主人が結局帰ってこなくて、貧乏だった男が家屋敷を手にするのですが、これって豪邸に住んでいた持ち主が姿を消して行方不明になって、見知らぬ男がその家屋敷に住み着いているって事になりますので、今だったらワイドショーが連日取り上げるのでは無いしょうか?

まあ夢に出てきた事を信じなさいって事でも無いようなのでありまして、わらしべ長者のお話はよく分からないので有りますね?

本コラムのAI朗読